日本で長期滞在をする際に知っておいたら良いこと

最近は日本に来て長期滞在する外国の人が増えましたね。
日本が国際化したということは嬉しいことです。

でも、たくさんの人が一緒に生活すると、トラブルが起こることもあります。
そんなことのないように、お互いに気を付けたいところです。
今回は、外国人の方が日本に長期滞在する際に知っておいた方が良いことを説明致します。

こんなことにはぜひ気を付けて！

外国人の方が日本に来て長期滞在するのに、まず気を付けたいのはつぎのようなことです。

挨拶をしっかりする

引っ越しをしたら、隣近所の人に「今度引っ越してきた〇〇です。どうぞよろしく。」と挨拶しておきましょう。
日本人は、外国の人に慣れていないので、ちょっと変わった人を見ると、「見慣れない人だけど、大丈夫？」と心配になることがあります。

初めから「〇〇です。」と名乗っておけば、安心できます。
これからわからないことを教えてもらうことがあるかもしれないので、親しくなっておくことが重要です。
道で会ったら、「おはよう」「こんにちは」と挨拶することも必要ですね。

騒音を出さない

日本人は、騒がしいのを好みません。
アパートに住んでいるなら、出来るだけ大きな音を出さないように、特に夜10時を過ぎたら静かにしましょう。

電車やバスの中でも、大声で友達と話したり、電話をかけたりしないように気をつけてください。

賃貸住宅では、他の人を住ませない

アパートを借りられたら嬉しいですよね。
でも、一人用のアパートだったら、お友達や親戚の人を呼んできて一緒に暮らすのは約束違反です。

もしどうしても一緒に住みたいならば、２人用の部屋を借りなおすか、見つかるまで大家さんに頼んで一時的に一緒に住ませてもらうようにするべきです。
親しい人が1日か２日泊まっていくのは構いませんが、ずっと一緒に暮らすことはできません。

以前、一人用のアパートにいつの間か２～３人の人が住んでいるので大きな問題になったことがありましたから、十分に気を付けてください。

ゴミ出しのルールを守る

ゴミ出しは町内ごとに場所や時間が決まっています。
ゴミでも燃えるごみ、燃えないゴミ、粗大ごみなど出し方が違います。

市の広報などにゴミの出し方が書いてあります。
最近は英語版の広報もありますから、市役所でもらってくるか、インターネットで探して見てみましょう。
ゴミ出しをするなら、その町内のゴミ出しルールを守ることが大事ですね。

順番を守る

日本人は比較的秩序を大事にします。
電車やバスに乗るにも、切符を買うにも列を作ることがほとんどです。

順番を守り、割り込みはしないようにしてください。

日本の住宅では靴を脱いで上がる

日本の家は和風、洋風にかかわらず、玄関で靴を脱いで上がります。
たいていはスリッパに履き替えて上がりますが、畳のある部屋に入るときはスリッパも脱ぎます。

このエチケットは慣れるまでなかなか大変で、玄関で靴を脱ぐことには慣れても、和室に靴を並べて置いていたという例がありました。
気を付けたいですね。

日本人の家に行くには前もって連絡をする

日本人はよく、「いつか遊びに来てね。」というようなことを言いますね。
これは、「本当にいつでもどうぞ。」という意味ではなくて、単に「あなたを歓迎していますよ。」という意味のフレンドリーな言い方なのです。

ですから、本当に日本人のお宅を訪ねたかったら、「○日の○○時に行ってもいいですか？」とアポイントを取ることをお勧めします。
現実的にも、家族全員が学校や仕事に行っていて留守という家も多いのです。
「思い立ったから行ってみた」では、誰もいない可能性が高いです。

交通ルールを守る

出典：外国人のための生活インフォメーション｜豊島区公式ホームページ (toshima.lg.jp)

諸外国では赤信号でも車が来なければ渡っても構わないと考えるところがあります。

しかし、日本では交通ルールを守ることは大事です。
日本は道幅が狭く、横道から車や人が飛び出してくる可能性もあります。
事故を防ぐためにもぜひ交通ルールを守ってください。

こうした生活のルールや公共サービスをもっと詳しく知るには、各自治体が用意している広報誌を読むのがいいですね。
広報誌は区役所に行けばもらえますが、インターネットの検索でも簡単に見つかります。

例えば、東京都豊島区広報は日本語のほかに、英語、中国語、韓国語、ベトナム語、ネパール語、ミャンマー語などで書かれています。
ぜひ参考にしてください。

まとめ

これから日本に長期滞在するなら、
まず、近所の人に挨拶をして仲良しになり、騒音を出さないように気をつけ、ゴミ出しのルールや同居人を置かないルールを守りましょう。

日本家屋では靴を脱いで上がることや、割り込みをしないなどに気を付け、交通ルールを守ることも大切です。
まわりの人たちと友好的な関係を保ち、気持ち良く生活したいですね。