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2024.12.30

外国人が日本で賃貸をする際の注意点やお勧めな方法を紹介

近年、勉強や仕事のために外国の人が日本に来て長期に滞在することが増えています。
寮や社宅がない場合には、自分で賃貸住宅を探すことになります。
日本語が不十分な場合は、これは大変なことですね。
ここでは、外国人が日本で賃貸住宅を借りる際の注意点やお勧めの方法をご紹介致します。

日本で賃貸住宅を借りる際の注意点やお勧めの方法

日本で賃貸住宅を借りるには次のようなことに気を付けて物件を探し、契約しましょう。

インターネットの賃貸物件一括サイトで探す


直接不動産屋さんに行くよりも、まずインターネットの賃貸物件一括サイトに希望する地域や部屋の広さ、家賃などを入力して物件を探しましょう。

外国人向けの英語のサイトがあるので、これを活用すれば日本語が十分でなくても、物件を探すことはできます。
また、このサイトに出ている物件は主に外国人向けで、たいてい不動産屋さんも英語のできる人がいるので安心です。

住みたい物件が見つかったら、不動産屋さんに連絡して見せてもらう


サイトを見て、自分の希望に近い物件を見つけたら、不動産屋さんに電話やメールで下見の申し込みをします。

1度に2~3か所見せてもらえると決めやすいです。

ネットの情報ではわからない、部屋の明るさや風通し、周りの環境などをよく見て満足できれば決めます。

家賃、礼金、敷金がいくらか確かめる


契約をするには家賃以外にお金がかかります。

・家賃 1か月分
・敷金 1~2か月分(部屋の修理や保全のための費用で、きれいな状態で使えば、出るときには返してもらえます。)
・礼金 1か月分 (大家さんに貸してくれることへのお礼のお金)
・不動産屋手数料 1か月分

合計で家賃の4~5か月分ぐらいお金がかかるわけです。
例えば、家賃が5万円のアパートなら20~25万円用意しなければなりません。

ときには、不動産手数料が半月分とか、敷金が安いところもあるので聞いてみるのもいいですね。
また、すぐにではありませんが、2年ごとに契約更新をする際にさらに家賃の1か月分を払わなければならないところもありますから、確かめておきましょう。

保証人をどうするか検討する


日本の賃貸住宅を借りるには、自分以外に収入のある人に保証人になってもらい、もし借家人が家賃を払えない場合にはその肩代わりをする制度があります。

たいていは家族や親族が保証人となっています。
外国人の方は単身で来日することが多いし、日本人の知り合いもいないことが多いです。

このような場合は、不動産屋さんに相談して、保証人の要らない物件を探してもらうか、保証人の代わりに保険会社を頼める物件を紹介してもらうのがいいですね。

賃貸契約をする


家賃その他に問題がなければ、賃貸契約をします。
賃貸契約書は、内容は易しいのですが、言い回しが難しいので、日本語の苦手な人にとってはとても分かりにくいです。

英語の分かる不動産屋さんにお願いして簡単に説明をしてもらいましょう。
この賃貸契約書は非常に大事なので、しっかりと保管しておきましょう。

入居してから気を付けたいこと


いよいよアパートが決まって、住むことができるようになるとホッとしますね。
その後は、近所の人たちとトラブルが起きないように次のようなことに気を付けましょう。

・隣近所の迷惑となるような騒音を出さない、特に夜は静かにする。
・契約した人以外の人を一緒に長い間住ませることは違法です。
・家賃の滞納をしない。
・ゴミ出しのルールを守る。
・隣近所の人には積極的に挨拶をして友好的な関係を保ちます。

まわりの人たちと協調して和やかに生活することを目指したいですね。

まとめ

海外から日本に来られる外国人の方が賃貸住宅を借りるには、英語版の賃貸一括サイトを使って良い物件を探し、英語の分かる不動産屋さんに案内してもらいましょう。

契約には家賃4か月分ぐらいの費用がかかり、保証人も必要です。
良い物件が見つかったら賃貸契約を結び、近隣の人たちと良い関係を保ちましょう。
ステキな住宅を見つけて、日本での生活をエンジョイしてください。